事務員さん

4月より事務員さんを雇用することになりました。

私は18歳からこの会社に来ておりますがお初の女性社員です。

町工場に事務員さん、って。

という声がちらほら聞こえましたし、なんなら私自身でさえも雇用する前はちょっと不安でした。

・・・働いてもらって10日程度で何ゆーねん、と思いますがその効果なかなかいい感じでして。

何がいいって、当たり前のことを声高々に言いますが、

事務仕事を任せられる。

これほんと助かってます。

機械回しながら、電話対応して、材料発注して、見積もりして、図面登録して、進捗管理して、メール作ったり、手紙作ったり、伝票製作・・・そういう庶務がマルチタスクでめっちゃあったのですが全部丸投げできるのは本当に気が楽になりました。

もちろんまだ10日ですので色々勉強してもらうことが多く、大変だろうな、とは思いますが、それでもこれだけ丸投げできることが多くなると仕事に専念できるようになりました。

さて。

で何故、事務員さんを増やそうかと思ったかというと、忙しいから、と当たり前の話なんでしょうがそこにはそれなりの決意・思いがありました。

日々忙しい忙しいと言い、機械を増やし、職人を増やし、と自分で管理できる売り上げレベルまではよかったんですが、どうしても去年掲げていた月産目標金額まで達成できない、そうなんです目に見えて壁がありまして。

それはお客を増やせど、機械を増やせど(機械増やしたのは凄くよかったですが)結局、月の売上は人が働ける時間が有限なんである程度の限界が見えているんですね。そうなるとここから倍、いや3倍、10倍なんて絶対無理なんですね私の、工場のキャパオーバーなんです。

そこで色々会社のこともう一度真剣に考え直し、システムの再構築をしました。

これからの会社の展望。

将来の具体的な組織形態。

中長期的な経営戦略。

等々。

そんなわけでできることから実践しましょ、と相成りまして。

まず今年から土曜日の休みを増やし、週休二日制にしましたが(完全ではないですが)驚くことに、売り上げが落ちず逆に上がりました。(繁忙期、ということもありましたが)

人員を積極的に雇用、これは個人の仕事量のリスクを減らし、会社の総合力を上げます。

で、そのためには会社の規模をもう少し増強しないといけなくなり。人はもちろん、機械も、システムも。

日本の企業様には繁忙期150%で頑張る、という超気合いシステムの会社が多いそうですね。うちもそうです。だって暇なとき怖いもん。リスクやだもん。

でも海外では繁忙期に合わせた社内設備・システムだそうです。つまり繁忙期の売上で一年の多くの売上の割合を占める、というイメージですかね。怖いけど依頼するお客さんからしたら安心してお願いできそうなイメージでありますね。リスクばかでかいですが笑

・・・まぁ流石にそれは無理ですが( ;∀;)

だがしかし、そのシステムは会社の総合力を増やし、生産時のリスクは減りますし、全体的な方向性は間違っていないのかな、と思いました。(いやまぁ恐いけど)

と、いうような葛藤が去年からずっとあって、働き方改革というか組織の鍛錬に励まないと世間の会社様のようには発展難しいのではないのか、と思いが定まりました(やっと)

 

あ、そうそう。

事務員さんですがお電話頂く多くの方々から「間違った番号にかけたかと思ったw」と言ってもらってどうやら好評のようです笑

なんせ初めての女子社員さんで会社のみんなが距離感を気にしてて笑

セクハラと言われないように2人だけにならないようにしなくちゃwとかガラス細工のように取扱注意案件となっておりますw

でもね、現場の職人さんと歓談してるのを遠目で見てると、そういうのも微笑ましくていいなぁ、と思いますし、なんというか朗らかな気分になります。

気がついたらみんなが事務員さんに色々アドバイスというか仕事を頼んでて、イメージですが、、、

 

こんな感じに会社がなってると面白いなぁと思います笑

兎にも角にも事務員さんももう一人、二人は増やせれるようにしないといけないし、今年も足場を固めつつ前へ前へと進めると嬉しいですね。

そんな木曜日です。

大阪府は八尾市の加工屋 株式会社テラダは超高真空装置や極低温冷凍機、および超高圧ガス関連装置部品、航空宇宙部品、研究品から個人様の貴重なカメラのレンズアダプターと言った1品・別注品まで幅広く対応しています。

 

 

 

 

 

 

 


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