先日、新規の御客さんから「アリ溝いれて～」と連絡がありました。

話を聞くと内径の段落ちの場所にアリ溝があって何社も何社もできないと断られちゃってー、と泣きの御連絡でして。

アリ溝って汎用旋盤では楽勝な加工なんですよ。

感覚がわかるので。

でも、内径段落ちにアリ溝いれるとなると見えないし、刃物台を角度振れない為に汎用では加工厳しいんですよね。（神の手を持つ職人様がいらっしゃったら、テーパーにハンドル回したら・・・とは思いますが多分無理）

しかしまぁ、アリ溝はい喜んで！！！、というＨＰ展開といいますかＳＥＯ展開しておりますのでネタの一つになれば、という思いもありながら受注相成りました。

で、図面が送られてきたらざっくりこんな感じ。

旋盤回されているかたはわかるかと思いますが。

これ最悪の位置でしたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

しかもね、実際のワークは・・・

もうね、最悪www

加工品仕上がって持ってきてもらって、最終アリ溝入れて終わり。

しかも結構でかくて、結構お金掛かってるワークで。

ストレスが半端ない笑

これはさすがにどこも嫌がる。

こんなん絶対やだわ。

折れたら誰のせいよ（我がのせい）

もちろん既製品の刃物は一切入る余地がなく。

普通の端面の溝を手研ぎ。

アリ溝の外側手研ぎ。

アリ溝の内側手研ぎ。

合計3本の刃物を駆使して加工しました。

これは「やれるもんならお願いだからやってください！」と私も頼みます案件でしたね笑

これでフルプログラムで加工です。

トータル加工時間は8分くらい( ;∀;)

こういう加工の時思うのですが。

手研ぎ折れるな、の一心です笑

ま、特に何もなく普通に加工完了しましたので一安心。

あんまり声を大にして言いたくはないのですが、、、

アリ溝だけでも大歓迎です！

あぁ、、、もう少しライトな加工でお願いします(´;ω;｀)

株式会社テラダの中の人は気楽なアリ溝を心待ちにしております笑