ロウ付け

ロウ付け

最近、ロウ付けの加工が増えてきました。

むかしむかしの加工屋さんは自分で刃物を熱しロウ付けして刃物として使っていましたが、今回はそっち系の御話ではなくって。

第二工場が立ち上がり超高真空対応のTig溶接も可能となりました。

超高真空対応、というとリークテストができますよ、ということなのでヘリウムガスで検査ももちろん可能とですよ、という意味です。

と、いう事はロウ付け加工も同じように超高真空下で対応できる、という意味でもあります。

とっころがロウ付けってかなり奥が深くて。

話を聞いていると汎用旋盤に通じる奥深さがありますね。

何が言いたいかっていうと、「真空対応できるロウ付け加工の職人が少ない」ってことなんです。

先日、そんな話を関東出張した際に御話していたら是非ロウ付けしてほしい、と御依頼がありました。

(本当は加工品を頂きたいです・・・)

と、心の声が大声で叫んでいましたが、それはそれで置いておいて。

話を聞くと超高真空対応の装置でロウ付け加工が必要で関東圏の職人さんが少なくなって不良が多くて2回連続NGとなり、テラダに御願いしたいってことでした。

で、色々な提案をさせて頂き。

納期間近でペナルティもあるという絶対に失敗できない、という状況で見事ウチのスペシャリストは完遂してくれました。

ロウ付け、って熱量の兼ね合いで炙り方、というか向き、というか細かいテクニック満載で。単純につきゃーいいんだろ!、という感じでは全くなくてロウがキチンと全体に流れ出させる、という技術が難しい。

スペシャリストに今は部下を育ててもらっているので技術を教え伝える、という大事なことをこれからも励んでいきましょう♪

出張行ってすぐのこういった注文は嬉しいですが期待値もあがりますのでなかなかの緊張がありました、っていう株式会社テラダの中の人です♪