夏の過ごし方。

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映画が好きな私は夏決まったジャンルの映画を楽しみます。

それは戦争映画です。

日本人だから、とか右とか左とか一切関係無く。

もうずっと続けていますが8月のあの日から終戦記念日の間で必ず1作は鑑賞することを続けています。

私が子供の頃は小学校や中学校で戦争の授業もあり、知識としてなんとなーくで過ごしておりました。その知識ははだしのゲンだったり火垂るの墓だったり、どちらかというと「悲惨」を前面に押し出した、まぁ皆さん一緒ですよね。

今でもわすれられないことが2つ。

1つは実写版のはだしのゲンを体育館で鑑賞する夏のイベントがありましたが、ゲンの家族が家に挟まれて・・・という場面で今でもあの体育館の空気感を覚えている最大級のトラウマを焼き付けられたこと。

もう一つは同じく火垂るの墓を体育館で鑑賞する際に思わず

「同時上映のトトロを見せろ!」

と叫び軽い笑いを取ったことが夏の思い出です。(なんて)

でね。

何故、戦争映画を見るようになったかというと一つのきっかけがありました。

私は映画が好きで好きで好きで。

現社長に大学生の頃に「映画業界とかに就職してみたら」と言われたことがあるくらい好きでした。

その時は色々な映画を、映画という名前の媒体全てを好んでみていた時期なんですが、その大学時代に一番感銘を受けたのが「日本のいちばん長い日」です。

大学生活を送っている時は(その多くは機械加工で明け暮れていましたが)家に帰ると映画を見たり大学をさぼって映画を見たり、と1日2~3本観ている時代でした。

そんな腑抜けた学生時代を過ごしていましたがその時、魂が震えた映画がそれです。

何故、学生の私はこの映画の出来事を知らなかったのか。

情けなくも恥ずかしく日本人として少し悔しかったのを覚えています。

でね、冒頭でも書きましたが私は別に政治のこととかをこんなチラシの裏みたいな媒体では書く気は1μもありませんよ。

ただ言えることは1つ。

この映画めっちゃ面白いんですよね。

リメイク版も同じですが何と言っても熱量が好き。

「傍受した言葉には日本国は連邦軍司令軍にsubject toする とある!

 subject to~とは隷属することとある!」

きっとそれは本当に交わされた言葉なんでしょうね。

賢い大学を出た超絶エリート軍人さんたちが怒り狂いながらそれを言い争っていたのを想像するだけで当時の緊張感が伝わります。

戦争映画をサスペンス映画感覚で見るんじゃないよ、と御叱りうけるかもわかりませんね。

でもね、映画を作っている方たちの事を思うとモノづくりに携わっている私はなんとも不思議な気持ちになります。

だってそのモノは使う人・見る人によって全然違っていいと思うんですもん。

色んな見方していいと思います。

と、少しそれましたね。

話を戻しますが、そんな中で今年見た映画は「この世界の片隅に」のドラマ版です(映画ちゃうがな!笑)

アマゾンプライムでありますので皆さん、是非観てください。

私たちが勉強で教えられた戦争とは少し違う雰囲気です。

どれだけ大変でどれだけ苦しくどれだけ悲しかった時代ですが、

その世界ではみんなが悲しみだけじゃなく幸せへの努力をして精一杯生きている。

めちゃめちゃ悲しいことが起きますが、それでも前に向かう。

ドラマ版は映画版と少しラストは変わりますが、未来への希望が少しだけひらけた主人公たちのなんとも言えない優しさが画面から伝わりその希望の大きさに私は感動を受けました。

株式会社テラダの中の人はモノづくりを邁進し今日よりも素晴らしい明日へと目指す、そんな会社作りから逃げる為にクーラーの効いた部屋で映画という非日常でくすぶっている悲しい人です笑