装置メーカーになるということ。
10数年前より加工屋として自分でHP・ブログをポチポチ作成し牧歌的ではありますがゆっくり成長してきたつもりです。
あ、成長はHPであったり会社規模であったり体重であったり。
ほんと昔は私と現工場長と合わせて現場2人だったのにな、という文言を最近方々で話しております。
2019年から装置をやり始めたのですが当初は右も左もわからないままに突き進んでました。関東やら東北やら西へ東へと走っていたのは懐かしい思い出です。
そんな中で大きな流れをつかむことができたのは僥倖ではありましたが、結果として装置屋として安定した離陸がやっとできひとまず胸をなでおろしていました。
加工屋、の時には機械加工を把握していますので材料・工具・協力会社様くらいの事を管理していればそんなに慌てることもなかったのですが、2020年12月までで装置を複数台いれた実績を振り返ると新しいことをし始めているととはいえなかなかに大変な苦労がありました。
装置の設計・製造・メンテナンス・販売、と一貫体制で挑んでいますがどうしても人が足らない為に部品の確認が追い付かないことです。
理由としては人手不足が主でして、資材担当がいるわけでもないので1案件が舞い込む毎に様々な購入品が必要となりすぐにパンクしてしまうのが現状です。
そりゃね、ネジ1本無いだけで組めないんですもん。
加工屋だろ、作れよ。
と、御叱りの御言葉も賜るかもわかりませんが。。。
弊社のクライオスタットという装置は1品1様の仕様となり顧客によって形は様々です。そのせいもあってネジ1本、センサー1本、抵抗1個ないだけでエライ事になっちゃいます。
先日も「抵抗あれへんから納品できへん」と連絡がありました。
調べたら超絶マニアックで0.25W ±0.1% 8.06kΩ・・・。
大阪は日本橋にはこういった電子部品を扱うお店が多くありますが問い合わせをしてみても日本ではあまり使用されないらしく入手困難で。
この抵抗が無いと困る、とわかったのが使用する前日。
結局、インターネットで急ぎで発注をオペレーターの方に土下座して即日発送してもらい事なきを得ましたが・・・。
それもこれも事前の確認が足らなかった為に起こったことなので、次回からはないようにとブラッシュアップしていきたいと思い・・・・、ながら次の案件も同じようにあのネジが足りない、この6角ボルトが足りないetc。
なんでしょうか、そんな感じで毎日毎日発注だらけで。
気が付いたら12月のモノタロウさんの発注金額30万に近づいて。
そんなこんなで装置を発送段取りをしながらも次の入札案件の段取りをしつつ。
まぁ忙しく過ごしている年末でございます。
現場仕事は現場仕事で1月7日納品が12月24日に来たりで、まぁこれは例年通り楽しく機械を回しましょう♪
クリスマスなんてないわよ、ウチは仏教よ。
という昭和世代と共に粛々と仕事に励むと致しましょう。
株式会社テラダはクライオスタットの販売・製造・設計・組立・メンテナンスを一貫してサービスご提供できます。
-
前の記事
ものづくり補助金申請 2020.12.17
-
次の記事
2020年統括 2020.12.30