角ねじ

新規の御客様より角ねじの御注文頂きました。

以前、インターネットでアップしていた角ネジの記事を見てくださり御依頼となりました。

正式な図面には「セーラーズネジ」と明記しておりましたが全く初見でしてちょっとググってみましたが「Sellers ネジ」との事(笑) 発音が変わっただけですね♪

内径は20ミリ程度でピッチが5山。

なんせ内径が小さい割にピッチが大きいので刃物を限界まで大きくしたいという思いから。

刃物を研いで~ワークにあてがい~また当たるところを研いで~を4~5回繰り返しましてギリギリのバイトを製作。

ちなみにバイト製作時のコツがあります!(ブログのラストで答えます)

で、あとは汎用旋盤(森のMSインチver)でネジ切りです。

ピッチ5山なので結構怖いんですが、そこは1個です。

焦らずゆっくり加工して終了。

これからこういう案件増えてくるだろうなぁ、なんて思いながら加工しておりました。そういえば見積時に「この加工ならどこでもできませんか?」と、お聞きしたんですよ。すると

「どこも断られました」

との事。

多分ですが、皆さん加工はできるけど「手間」だからしたくないんでしょうね。

確かに手間ですよねぇ。

でも、手間だから価格も上がるし、

手間だから技術も上がる。

なんですけども、、、、

やっぱり手間やリスクは控えたいですもんね。

バランスをうまくとって仕事したいな、と思いました。

 

あ、そうそう。

バイトの研ぎのコツはたった2点。

①、見た目をキレイに研ぐ事。

研ぎ始めた時は刃先だけしか使わないから刃先ばっかり気を使います。でも、刃先以外のところも丁寧に研ぐ事がキレやモチを向上させるためのコツです。理由は色々ありすぎて書けませんがw 騙されたと思って刃先以外もきちんと研いでみてください♪

②、ひたすら研ぐこと(笑)

私は自称1万本バイトを研いだと公言しています(°Д°)

はwwww

と、思うかもしれませんが一番の近道は数こなすことです。

若かりし頃は刃物を研いでるのかグラインダーの砥石を研いでるのかわからないときがあったり、刃物作るのに1時間くらい掛かってた(実話)ほどの不器用な私です。

でもね、どんな不器用でも数こなせればなんとなーーーーく見えてきます。

刃物の当て方、研ぎ方、形状、・・・・・・

あ、長くなるからまた次の機会に(笑)

 

大阪府は八尾市の町工場 株式会社テラダ は角ネジの加工ができるみたいです♪

 

 

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