完成バイト・・・完成?

ちょっと製品はお見せることができませんが、先日銅フランジの端面に溝加工を入れました。

溝加工って結構アレですよね。僕は嫌いです(ハッキリ)

既存のチップでやられている方はさほど問題ないのかな、とは思いますが円周の大きさや溝深さに刃物の制約や依存があったりで、やっぱり端面は苦手な方多いと・・・思います(僕だけかなぁ)

 

 

この時の銅フランジには溝幅0.8ミリ深さ2・8ミリという溝がありました。

刃幅0.8ミリ以下。。。。。。。。。

えぇぇぇぇぇぇぇ(°Д°)(°Д°)(°Д°)

マシニング使ってエンドミルで入れようと思いましたが納期の兼ね合いで間に合わず(エンドミルってその深さ可能か調べていませんが)、そんなこんなで「完成バイト」でやることを決意しました(笑)

 

ちなみに、

完成バイトって、駆け出しの頃はよく不思議に思いました。

完成してないバイトなのになんで完成バイト???

まぁそんな事はどうでもいいのですがw兎に角チャレンジしてみました。

 

で、出来たのがコレ。

 

おぉ、全く刃先が見えない(>_<)

さすが0.8ミリ。

 

ちなみに溝の外形は48φ。これがせめてもの救い。

径が小さいと刃物の下側がなくなるので難易度はドンドンあがりますものね。

 

 

うん、やっぱり見えない(°Д°)

 

 

拡大するも・・・やっぱりわけわかんない。

 

というわけで、なんとなく刃物も出来たのでソロソロとワークに突っ込んでいきます。

0.02ミリずつレベルですが。

汎用旋盤の上送り台のZハンドルは1メモリ0.02ミリです。

それを決して荷を掛けないようにハンドルの自重・・・とまではいいませんがかすかな動きで進んでいきます(笑)

あ、ちなみに1本折れました(当たり前!)

 

一進一退の攻防でしたがなんとかかんとか溝入ったのでホッとしましたた。次からはエンドミル探そう!っと心に決めた加工でしたよ。

 

そんな不器用な職人が泣きながら加工する大阪府は八尾市の町工場 株式会社テラダ の中の人です(>_<)

 

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