YM式モリブデンチェッカー

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たまーにyoutubeにアップしております動画の一つに「モリブデン試薬液使ってみた」というモノがありまして・・・

まぁ、タイトルそのままですが使ってみた訳です。

2014年の4月にアップしていたみたいですが、再生回数139回。

まぁ半数が自分だと思っています(笑)

で、そんな動画なんですがついさっきこの動画を見ました!、というお電話を頂きました。はい、どうやら材質判定を希望されているみたいでした。

ちなみに、モリブデンチェッカーって何?はいアンサー。

YM式モリブデンチェッカーはステンレス中のモリブデンを秒速で簡単に、精度よく、非破壊的に現場で検出可能。SUS316の判別に極めて有効。

でもね、検査薬は問題ないんですが、その工程と結果を見ても「・・・」となることが多々あるんですよね検査員が素人だとなかなか判別に割り切れなくて( ̄□ ̄;)!!

そんな話をお電話でさせてもらったのですが「それでも一度」、ということだったので遊びに来てください、くらいの軽い感じでお電話で話させてもらいました。ほんと判断できないグレーの時があるんです自信ないです、って。

お客さんも困っていたらしく神戸の方から急いでいらっしゃいました。

お話をお聞きしておりますと中国で作ってもらったのですが材料の確証をとったところとっても不明瞭だったみたいで念のため、検査したいとの事でした。

さっそく数回検査してみました。

結果・・・・・

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その製品は「SUS316では無い!」ということになったのですがなかなか検査しにくい形状のワークだったので不安は凄かったです。

動画を見てもらえれば分かるのですが検査には乾電池をあてがわないとだめなんです。でも、今回のワークが小さくRな形状で乾電池を曲げないときれいに当てることが難しかったんです。

念のために産技研(産業技術総合研究所)を紹介させてもらう事になりましたが、今回の事は色々勉強になりました。

ちなみにですが、産技研さんにワークを持ち込みSUS304かどうか判定してもらうとなかなか難しいそうです。というのも、SUS304の組成の中でとある元素7つで判定するそうですがまずそれだけで6万円前後費用が発生。それでも確証にはいたらないデーター量らしく、プラス8千円で1元素追加、となりドンドン精度を高めていくそうです。

株式会社テラダは超薄物旋盤加工と極低温冷凍機及び超高真空装置の部品加工のパイオニア、、、を目指す八尾市の町工場です。