修正加工

最近、修正加工が多いです。

失敗してんぢゃん、と叱責頂く内容ではなく再設計や既存の製品を再利用したい、というようなお客様から追加工と言いますか、修正依頼をよくお受けします。

普通にチャッキングできて、普通に加工できるならブログのネタにならないのですが、今回は普通に掴めなかったパターンです。

 

ね、素晴らしくインスタ映えしませんか笑←おっさん

写真上がインチの汎用旋盤、下がミリの汎用旋盤なんですよが絶賛流行ってる掴み方です。

なんでこんな掴み方しているのかと申しますと。

この掴んでいるチャック、実は「超中空チャック使用」としてオリジナルで削っていまして。85φ程度までは貫通して入ります。

確かスクロールチャックって2種類の形状があってこの様な改造をしても使用には問題ないパターンと、そうじゃなくこの様な加工してしまうとチャックとして使用できないパターンとがありますよね。

普段のチャックはこんなことできないんですが、たまにこういった使用の時があり、その場合・・・超法規的処置、と言いうか何というか。

だって掴めなかったんですもん80φなんて貫通穴空いてないし。

一つは枝が付いていたので邪魔で掴めない。サイズは80ミリ程度。

 

これ写真不可なんですが金メッキされてたり75φ程度で長さ300ミリで薄さ1ミリ、それの先端部分の「ネジ追加工」とか難儀な形状だったのでこうしないと加工できなくって。なもんで、このチャックがあるとないとでは加工の幅が違います。

そんな中、最近特に多いのがこのネジの切り直しでして。

「ちょっと歪んだから」

とか、

「ちょっと硬くて」

とかでよくご依頼があります。

そんな特殊じゃなければ汎用旋盤では簡単に切り直しできるんですよね、ほんと便利。

かといって「ネジ切り直しします」なんて看板は絶対に上げたくないな、と切に願う八尾市の株式会社テラダは超高真空装置&極低温冷凍機の精密部品加工屋です。

モバイルバージョンを終了