中国の

中国の

人生初めて中国の町工場さんに見積もり依頼しました。

季節毎に営業メールをまめにくれるところで5軸機入れました、とかなんの返事もしてないのに近況報告くれる町工場さんです。

海沿いだし、日本からしたら一番近い場所だし、見積りだし気楽にちょっとお願いしちゃいました。

普段なら絶対にしないのですが、何をどうしても金額的に合わない製品で。

常々金額の交渉、というかお願いというか、懇願というか、旋盤加工ではどうしても高くなるのでレーザーカットでなんとか使ってみてください、とか形状変更して材料そのまま使えるように、とか無い頭を振り絞ってちょっとでも赤字を解消したいな、という思いで駆けずり回っていました。

でも、何やってもダメで笑

よし、こうなりゃ中国様にお願いしましょ、と白羽の矢を狙い定めて立てた、という流れになります。

で、結果発表。

中国様の見積もりが3割程度高かった。

winner 私♫

・・・いやいや。

勝ってどうする笑

うちって中国より安いんだ、と改めて驚きで社内で大爆笑していましたw

って、話をツイッターでしたら皆様から「今は中国の方が人件費も上がり高いんですよ」とか「ホンダも中国工場撤退するらしいで」とか耳が痛くなるような情報が流れのように押し寄せて。相変わらず無知でごめんなさい、反省になってしまいました笑

でも、私はちょっと違うと思うんです。

これ昔から弊社で加工している仕事でして。

当時は色々仕事もあって、損して得取れ、というような受け方も多々あったと聞きました。その加工の遺物と言いいますか、私の営業努力不足といいますか、きっとそういう遺物、異物はどこかのラインでうまいこと誘導して金額を上げていってもらうか、お断りするかしないといけなかったと思うんですね。

それを怠ったばっかりに今、こうした問題に繋がる存在となってしまったのだと思いました。

断る、ってことも手だとは思うんですが、でも今更断ってもきっとその価格って残ってどこか他社様にご迷惑をかけてしまうリスクって絶対あるかな、と思うんですよね。それは羽野樹脂さんがFBで以前書いてらっしゃって。なるほどな、そういう考え方あるんだなぁ、って痛感して。確かに身から出た錆を他社様に押し付けるのはなんか違うな、って思ったりして。

それは長年加工してきた弊社としてはなんともカタをつけないといけないケジメみたいな、アウトレイジな考え方になってきてて。それならば、とちょっとでも適正価格を理解してもらうように営業努力を励み、そしてその製品のものの価値をきちんと確立させることも大事な役目なのかな、思うようになりました。

ハンターハンターでも書いていましたよね、「もう無理」って言わせた時から交渉は始まるって笑

ウチも従業員がいますし、その従業員様には家族がいらっしゃいます。その人たち全ての為しあわせ・・・なんて胡散臭いことは言いませんよ笑

ツイッターでシマダ機工さん(公式)からアドバイス頂きましたがそれに尽きるんですよね。

「安いと作業者のモチベーションが下がる」

・・・なんでしょう、完璧ですよね。

ほんとこれに尽きると思います。

閑話休題

一つ前の記事でインスタグラムアップしたのですが、

なんでしょう再生回数が5000回超えてしまってまして笑

旋盤の振り回しって海外ではしないのかなw


なんでしょ、ちょっと有名人になった気分でちょっとテンション上がってる八尾市の町工場 株式会社テラダの中の人です♫